【TBS NEWS DIG Powered by JNN】対話型AI「チャットGPT」が世界を変える?手紙作成・夕食メニュー提案・教育現場でも… どう活用する?【news23】|TBS NEWS DIG



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対話型AI「チャットGPT」が世界を変える?手紙作成・夕食メニュー提案・教育現場でも… どう活用する?【news23】|TBS NEWS DIG

1億人以上が使っているとされる「チャットGPT」。日本の教育現場をはじめ、様々な業種で活用されはじめています。人間の仕事は奪われないのか?どう活かすのか?“ネット新時代の到来”と言われる対話型AIに迫りました。

■手紙・夕食メニュー・授業にも 世界変える?対話型AI

喜入友浩キャスター
「今話題のチャットGPTを私も使ってみます」

試しに「遅刻したときの言い訳」を聞いてみると・・・

喜入キャスター
「考えているんですかね」
「おっ、一気に出てきました」

わずか十数秒で7つの言い訳が表示されました。

喜入キャスター
「最後のアドバイスなんかは的確ですね」
「『できるだけ早く連絡し、謝罪することが重要です』とのことです」

質問を入力すると、人工知能が文章で回答する対話型AI「チャットGPT」。
アメリカのベンチャー企業が公開し、すでに1億人以上が使っていると言われています。

チャットGPTをはじめて使うという親子。試しに“母親への感謝の手紙”を書いてもらうと…

チャットGPTの回答
「いつも私のために尽くしてくれて、何でも支えてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです」

息子(10代)
「ありがとうって気持ちがすごい伝わってくる。人間らしい文だと思いましたね」

母親(40代)
「もうびっくりですね」

こちらの女性は鶏肉を使った夕食のメニューを聞いてみました。

女性(20代)
「唐揚げ、照り焼き…。照り焼きおいしそう」
「人としゃべっているのと変わりないスピードで出てきたりする。びっくりしました」

教育現場で活用する動きも出てきています。津田学園中学・高校では、英語の授業で「チャットGPT」を試験的に導入。生徒が書いたエッセイを評価してもらうと…

鈴木太郎 教諭
「(チャットGPTによると)ディテール(詳細)がもうちょっとあった方がいいかなと」

わずか十数秒で「さらに詳しく」「文法などの誤りを確認」「より具体的な言い回しを」といった3つのアドバイスが表示されました。教師の仕事は人工知能に取って代わられてしまうのでしょうか。

女子生徒(高校2年)
「AIの意見だけでは、ちょっと嫌かな」

男子生徒(高校2年)
「(人間とAIが)共存して生活していくっていうのが重要なのかな」

授業の担当者は、教師が人工知能の使い方を生徒に考えさせることが大切だと話します。

鈴木太郎 教諭
「(チャットGPTを)こうやって使っていった方がいいんじゃないかと考えさせる。関わり方を考えさせることが今、重要なんじゃないかな」
「本質的なところを子どもたちに説いていく、導いてあげるっていうのが学校、教師の役割なんじゃないか」

■質問に“即答”チャットGPT 注目の対話型AI技術

山本 恵里伽キャスター:
対話型AIの「ChatGPT」スタジオでも試しにやってみたいと思います。私、今手元にパソコンがあります。もう全人類の願いですね。「どうしたら幸せになれますか」これを聞いてみたいと思います。

考え中の表示が出ています。考えている時間ですね。これもなんかちょっと人間ぽいです。

データサイエンティスト 宮田裕章 慶応大学医学部教授:
今までこういう漠然とした問いって、なかなか答えられなかったです。チャットGPTはそれっぽい答えを必ず出してくれる。

【チャットGPTの回答】
幸せになるためには、いくつかの方法がありますが、以下のアドバイスが役立つかもしれません。

1.自分自身を大切にし、自己肯定感を高めること。
2.良い人間関係を築き、愛する人たちと時間を過ごすこと。
3.趣味や興味を持ち、自分自身を成長させること。
4.身体的な健康を維持し、運動やバランスのとれた食事をすること。
5.心の健康を維持すること。ストレス管理やメンタルヘルスケアを行うことが重要です。

これらのポイントを心がけることで、より幸せな人生を送ることができるでしょう。また自分自身の幸福感ついて考えることが重要です。何が自分を幸せにするのかを理解し、それに向かって努力することも大切です。

小川彩佳キャスター:
このスピードすごいですね。

宮田教授:
そして、真っ当なように見えるっていう。

小川キャスター:
説得させられ、納得させられるような。

山本キャスター:
ザ正論という感じ。本当に会話をしているかのようなスピード感でした。この対話型AIの競争が過熱しているんです。

■世界で開発競争が過熱 対話型AI

▼アメリカ・Microsoft:チャットGPT技術を検索エンジンBing(ビング)に搭載
▼アメリカ・Google:対話型AI「Bard」(バード)→数週間以内に公開
▼中国・アリババ、バイドゥも参入

なぜ今、開発が進んでいるのか、AI研究の第一人者の松尾教授はこのように話しています。

東京大学大学院 松尾豊 教授
「AIを使った新しいマーケットがこれから立ち上がるので、米中は一気に突き進んでいる」

宮田教授:
今公開されているGPTはGPT3と言われるものですが、この春GPT4が出てくるんじゃない…(https://newsdig.tbs.co.jp/list/article?id=jnn-20230217-6068511)

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